野辺地町漁協|豊饒の海むつ湾を望む、歴史ある北の海の町

〒039-3131 青森県上北郡野辺地町字野辺地568 Tel.0175-64-2264

ほたてのうんちく一覧

ほたての保存方法

保存する場合は冷凍をお勧めします。

冷凍方法
貝から貝柱を取り外して中腸腺(黒い部分)などを取り除き、ラップに包み冷凍します。
解凍方法
フリーザーから冷蔵庫に移して、半日以上かけてゆっくり解凍しますと旨みが逃げません。

解凍後は、ペーパータオルなどで余分な水分を拭き取ります。

ほたて料理のコツ

ほたてを下洗いするときは、食中毒を防止するために、真水でしっかり洗いましょう。
貝柱に縦に包丁を入れると、軽い歯ざわりが出て、お刺身・酢の物などに適します。
貝柱に横から包丁を入れると、円形を保ち焼き物・煮物・揚げ物などに適します。
ほたてのひもは、塩でもみ洗いするとヌメリが取れます。 適当な長さに切り、お刺身・酢の物などにご利用ください。

ほたて貝の選び方

貝が口をしっかり閉じて生きているもの。
貝が口を開けていても刺激を与えると反応し、口が閉じるもの。

各部の名称・特徴・働き

貝柱

体の中で最も大きい器官です。普通の二枚貝は貝柱が二ヶ所ありますが、ほたて貝の仲間は発生の初期には二ヶ所にあり、大きくなると一方が退化します。ほたて貝が泳げるのはこの巨大な貝柱のおかげです。


海水中から餌を取り込んだり、呼吸する働きをしています。

生殖巣

ほたて貝の仲間は通常雌雄同体ですが、日本のほたて貝は雌雄異体です。産卵期が近付く12月から4月頃には大きく膨らみ、雄は白色、雌は赤色となります。

心臓

ほたて貝の心臓は二心房一心室からなり、動脈と静脈が通っています。血液は無色透明です。

外套膜

通称ヒモと呼ばれ、貝殻を作る働きをしています。

腸腺

通称ウロと呼ばれ、肝臓とすい臓の働きをしています。また、内部には胃があり、取り込まれた餌はこの胃で消化されます。


外套膜の上に黒く点在しています。レンズや網膜などがあり、高等動物に匹敵するほど発達していますが、実際は光を感じる事くらいしかできないようです。

貝毒について

むつ湾のほたて貝には、春から秋季に下痢性の貝毒が蓄積されることがあります。これは、貝類の餌であるプランクトンが原因とされています。
主にほたて貝の中腸腺(上記表の赤丸で囲ってある部分)に蓄積されるので、この部分を取り除けば心配ありません。
なお、むつ湾のほたて貝は、定期的に貝毒検査を行なっておりますので安心してお召し上がりください。

ほたて貝の栄養

豊富な栄養は美容と健康・ダイエットに!
むつ湾のきれいな海の天然プランクトンを餌に育ったほたて貝は、海水に溶けているミネラル・ビタミンなど海の栄養をたくさん取り込むので、良質のたんぱく質・脂肪・カルシウム・ビタミン・糖質・鉄分・リンその他のミネラルなど、たくさんの栄養成分を含んでいます。
タウリンたっぷり!
ほたて貝には、体の細胞の状態を正常に戻そうとする働きをするタウリンが豊富に含まれています。ほたて貝柱1日1個から2個で大人一人1日に必要な量を摂取できます。
タウリンの効能
血圧を正常に保つ、血中のコレステロールを下げる
心臓の強化、不整脈の改善
肝臓の解毒作用の強化、アルコール障害の改善
インスリンの分泌を促進し、糖尿病の予防
網膜神経組織の発育、安定に重要

ほたて貝の開き方

貝の白い方を上にして持ち、隙間に貝ベラ又は洋食ナイフを入れ、貝の底を押すようにして、貝柱を離します。

貝をひっくり返し、殻を取り除きます。そしてウロ(黒い部分)を摘んで貝柱からヒモなどを取り除きます

最後に貝の底を押すように、貝ベラで貝柱を離して終了です。

ヒモは捨てずに、包丁の背を利用してヌメリを取り、適当な長さに切ってお召し上がりください。

野辺地町漁業協同組合
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Fax: 0175-64-7413
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